再び、戦間期~第二次大戦初期におけるイギリス本国艦隊の色調を考える – 1/700でKGV級戦艦プリンス・オブ・ウェールズをつくる: 10

この記事を書いている2023年秋から見ると、この「プリンス・オブ・ウェールズ」(以下、「PoW」)を塗っていたのは約5年前の出来事になるのだが、こう云った後追いまとめ記事の辛いところで、「今となっては明らかにおかしいのだが、製作記事なのでそのまま紹介せざるを得ない」と云う事がまま起こってしまう。

すなわち、本稿の「PoW」の塗装については、写真をあまり信用しないで欲しい
それはいかなる理由か?
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MSVを意識して塗ってみる – 1/144でHGUCギャン・クリーガーを作る: 後篇

本日11月15日は、形式番号に因んだ「いいギャンの日」らしい。特にそれに合わせた訳ではなく、たまたま書きあがったので「HGUCギャン・クリーガー」製作記の後篇である。
原典の「ギレンの野望 ジオン独立戦争記」(以下、「独戦」)登場時から、「ギャン・クリーガー」の見た目ででどうにもしっくりこないのが配色。
ゲームで活躍したのはこの色なので、思い入れが無いではないが、せっかく作るなら一年戦争の時期にありそうな感じに塗ってみたいのだ。
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素組でも良い出来、そして、少し手を入れると極上。 – 1/700で夕雲型駆逐艦をつくる: 完

ハセガワ「夕雲」は今回で最終回。ニューキットレビューとして請けた作例なのであまり時間を掛けてない、と云うのもあるが、それを差し引いても今までの燕雀洞で扱ったキットの中で際立って突っ込みどころが少ないのだ。

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戦間期~第二次大戦初期におけるイギリス本国艦隊の色調を考える – 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 8

前回、大戦初期の本国艦隊の塗装が中明度のグレー単色、甲板面はそれよりやや暗めのグレーであることを述べた。今回はその具体的色調について考えたい。

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1/144 HGUCディジェを、少ない手数でナラティブ風に仕上げる

先日、ガンダムNTを鑑賞してきた。UCの外伝が下敷きらしいのだが監督が違う所為かMS戦の描写の印象が異なり、UCが人の動きを下敷きとした「見栄を切る」アクションが光ったのに対し、ナラティブでは縦方向の動きを活かした「メカならでは」の動きが魅力的だった。

中でも冒頭で登場したディジェ対アンクシャの戦いは印象的で、発売間もないHGUCディジェを勢いで作ってしまった。

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戦間期~第二次大戦初期におけるイギリス本国艦隊の塗装概説: 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 7

何かを調べようにも、その調べたいものの名前が判らない、みたいな「服を買いに行くための服が無い」と云うことは無いだろうか。
昨年、「イラストリアス」を作っている時の私はまさにそんなありさまで、今回はまず「服を買いに行くための服を作る」ところのおはなし。

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竣工時のかたちと色を探ってみる – 1/700で戦艦三笠をつくる: 後篇

今回は三笠後編、竣工時として仕上げるための変更点と、カラーリングの不明点について考えてみる。
航空機の無い時代ゆえ、上空からの写真がなく、知名度の割には水平面の色調の手掛かりが少ないのが意外だった。

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お座りさせて、化粧する – 1/35でメカトロウィーゴをつくる: 6

お稲荷ィーゴもいよいよラスト。今回はウィーゴ本体である。
丸いウィーゴをどうやってお狐様に見せるか、ポイントは、狐らしい座り方とアイメイク。

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素材感を意識して、鳥居と石畳の参道をつくる – 1/35でメカトロウィーゴをつくる: 5

さて、えらく間が空いてしまったが、お稲荷ィーゴのつづき。今回は、神社には欠かせない鳥居と、土台となる参道の石畳について。
1/35の神社なんてのは当然市販キットなどある筈なく、基本的にはプラ板工作である。

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1/72 P-40Nの早作りに挑んだ作業時間を記録し、敗因を探った

ツイッタア上の早組み企画、プラモタイムトライアルに参加してみた。
完成の喜びを1日で」をテーマに、24時間の制限を設けることで、普段なかなか完成できない人も頑張って完成させようぜ! と云う企画である。
先に書いておくと、案の定、24時間を大幅に超えてしまったのだが、今回は後学のため、各工程の大まかな内訳を記録して、分析してみた。

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