不完全版・模型用塗料の近似修正マンセル値一覧表: 序

| カテゴリィ: 不完全版・模型用塗料の近似修正マンセル値一覧表

不完全版・模型用塗料の近似修正マンセル値一覧表: 序現在、模型用として販売されている塗料は、各社、印刷見本やWeb上で見本を配布している。
しかし、インクや閲覧環境の制約から、実際の色が見本と大きく異なることも多く、個人的には使い勝手が良いとは云えないと感じていた。

瓶の蓋についても、樹脂成型の都合か、少なからず中身の色とかけ離れたものがあるため、これまた余りあてにならない。

そこで、表色系の中で現在最も普及度が高いと思われる、修正マンセル表色系に基づいた色の値 (以下、修正マンセル値) を、一覧形式で記録していくことにした。


何のメリットがあるのか?

修正マンセル値はその記号と値で色の3属性を表しているので、例えばメーカー見本で全く同じ色に見える2色のグレーはどっちが明るいんだ? とか、A社の原色赤とB社の原色赤、鮮やかなのはどっち? みたいなものが修正マンセル値を見るだけで判るのである。

例: 「5R3/12」の場合、「5R」が色相、「3」が明度、最後の「12」が明度を示している。
それぞれの値は、

  • 色相は、0~10の値+下記の10種類の記号で表す。色相環上を虹の配色順に時計回りで数字が大きくなる。
    下の図で云えば、「Y」左端が「0Y」で「右端が10Y」となる。ただし、「0」の場合はその左の色相の「10」と等しいので、「0Y」ではなく「10YR」と表記する。

    修正マンセル表色系色相環 (不完全版) 色相と色相記号の大雑把な相関図。
    画像の色相は簡易変換で割り出しているだけなので、色合いの正確さを期待しないように。

  • 明度は数字が大きいほど明るい色を示し、0~10の範囲で表されるが、0と10は理論値であり物体色としては存在しない。
  • 彩度の数字が大きいほど鮮やかな色を示し、0~14の範囲で表される。色相ごとに彩度の上限が異なり、必ずしもすべての色相に上限の彩度14がある訳ではない。

となる。
従って、「7.5R5/8」は「5R3/12」と比べると、ややオレンジ寄りで明るくくすんだ色、と、数字と記号だけで判るのだ。
無彩色は明度の値しか持たないので、「N5」のように、「N」の後に明度の値のみを表記する。

また、後述の日本塗料工業会の色見本帳を手元に置いておけば、現物を買わずとも塗料の大まかな色味が判るので、「買ってみたら瓶の蓋やメーカー見本と全然違う色! 騙された、ムキー!!」みたいなのが少し減るはず。
ただ、「この記事を信じて買ったら全然違う色だった、謝罪と賠償を (ry」みたいなのはご勘弁

現在公開中のページ

計画としては、無彩色とマンセル表色系で定義された10色相別に表を作成するつもりではあるが、データ数の偏りによっては、統合・分割するかもしれない。

運用と更新について

計画としては、無彩色とマンセル表色系で定義された10色相別に表を作成するつもりではあるが、データ数の偏りによっては、統合・分割するかもしれない。

また、この表の為に塗料を買うのではなく、普段の製作の中で塗料を買ったり塗ったりする都度、逐次追加するつもりなので、かなり特定の色調に偏った永遠の不完全版である、ということはご承知おき頂けると幸い。
従って、今日、表に入っていない色も来週にはデータが追加されているかもしれない、という部分で、原則、公開したらそのままの、ブログ内の他の記事と異なる点に注意されたし。

以下、細かいルールとか

「表色系」とか「修正マンセル」ってなんだ? という方は、とりあえずWikipediaの「マンセル・カラー・システム」の項目あたりを斜め読みしていただくと理解が早いと思う。

それすら読むのが面倒、という方は、固有のメーカーや色材 (塗料とか染料とか色付けするための材料の事) に依存しない、汎用性の高い色見本の規格、的な感じで把握しておいていただければ、模型用途としてはほぼOKかと。 (厳密には違うけど)

各塗料の色値の測定については、白上質紙 (要はコピー用紙) に筆で3度塗りしたものを日本塗料工業会の色見本帳と比較して測定し、その近似色の色票のマンセル値を記した。
採光条件は晴天日中の北面に近い窓からの自然光によるものである。
10-14時が最適なのだが、あくまで趣味なので、天候・時間の都合上、100%その条件では測れていない。
ちなみに、日本塗料工業会の色見本帳は、塗料屋さんとか建築系の人が色合わせをするための見本帳で、恐らく、現在最も安価かつ手軽に入手できる、近似修正マンセル値を確認できる見本帳だと思う。
模型用の調合の色合わせなら日本塗料工業会の紹介ページで紹介されている、ハンディ版で充分事足りる。

日本塗料工業会の色見本帳ハンディ版は安い上にコンパクトなので、塗料の調合の他、外に持ち出して対象の色を測ってくるのにも便利。

私は近所の塗料屋さんで買ったが、通販でも購入可能なので、近場に塗料屋さんが無い場合は「2013年 G版 塗料用標準色 ポケット版 通販」あたりのキーワードでググられたし。

また、見本帳に近似色が見当たらない場合は、比較的近い2色または3色の中間または平均値としている。
表中、中間値による推定としたものはマンセル値の後ろに★印をつけた

日本塗料工業会の色見本は、見本帳にも注意書きがある通り、厳密な意味での修正マンセル表色系の見本ではないし、私の記事ではそこから更に近似色を割り当てているので、商業的なシビアさを求める方には、おすすめできない。念のため。

その辺、シビアにいくとお金も時間も桁違いに掛かるので、貧乏リーマンの懐では実現不可能なのである (断言)
というか、誰かお金と時間のある人、完全版作ってください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。