上部構造物前半部の識別点 – 1/700で夕雲型駆逐艦をつくる: 3

ハセガワの新版夕雲型製作にあたり、上部構造物前半部の各艦識別点について調査。

長らく間が空いてしまったが、「夕雲型」各艦の識別点のつづき。今回は艦橋から前部煙突にかけての前半部の識別点について考えてみる。

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造船所毎に異なる舷外電路 – 1/700で夕雲型駆逐艦をつくる: 2

今回は「夕雲型」の舷外電路の話。写真に恵まれない本級に於いて、地味ではあるが有力な識別点なのが舷外電路。今回は写真や図面から各造船所毎の舷外電路パターンの法則を見る。

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新版「夕雲型」3つのキット、どれを選べばよいのか? – 1/700で夕雲型駆逐艦をつくる: 1

今回は「夕雲型」の「●●」が作りたいが、どのキットを選べばよいのか? と云う話。
執筆時点でハセガワの新版「夕雲型」には3種のキットがあり、一部ランナーを入れ替えることで建造時期や設定年次の差異を表現しているが、「全部入り」のキットは存在しない

ゆえに、特定の艦や時期を定めて製作する場合、対応キットを確認しておかねば買い直す羽目になってしまうのだ。
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半世紀ぶりのリニューアルキット – 1/700で夕雲型駆逐艦をつくる: 序

今や新製品でもなんでもないのだが、一昨年モデルアート誌に新製品作例として掲載された「夕雲型」をあらためて解説したいと思う。

初回はまず、キット概要と連載の方向性について。
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戦間期~第二次大戦初期におけるイギリス本国艦隊の色調を考える – 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 8

前回、大戦初期の本国艦隊の塗装が中明度のグレー単色、甲板面はそれよりやや暗めのグレーであることを述べた。今回はその具体的色調について考えたい。

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戦間期~第二次大戦初期におけるイギリス本国艦隊の塗装概説: 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 7

何かを調べようにも、その調べたいものの名前が判らない、みたいな「服を買いに行くための服が無い」と云うことは無いだろうか。
昨年、「イラストリアス」を作っている時の私はまさにそんなありさまで、今回はまず「服を買いに行くための服を作る」ところのおはなし。

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短艇模型スペシャル No.8「英空母イラストリアスの短艇: 内火艇篇」– 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 6

再び長らく間が開いてしまったが、短艇模型スペシャルの内火艇篇である。
以前本連載で触れた、アオシマのリニューアル版短艇が同梱された「エクセター」も発売となり、今回はそれも交えて比較してみたい。

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短艇模型スペシャル No.7「英空母イラストリアスの短艇: 橈艇篇」– 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 5

大変長らく間が開いてしまったが、短艇模型スペシャルの橈艇篇をお届けしたい。グダグダとしている間、幸いにも各社の英国大型艦キットがいくつか手に入ったので、それらと比較しつつ形状を検証してみよう。
「イラストリアス」、艦本体の船体形状は素晴らしいだけに、短艇ももうちょっと頑張って欲しかったなあ。

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短艇模型スペシャル No.6「英空母イラストリアスの短艇: 総論篇」– 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 4

短艇周りは目立たない部分ではあるが、このキットでは最も問題が多いと思う。さりとて完成後は飛行甲板に隠れ、拘っても全体の印象はさして変わらないのが悩ましいところ。

だが、それでもやはり調べたくなってしまうのだ、まあ一種の病気である。

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竣工時のかたちと色を探ってみる – 1/700で戦艦三笠をつくる: 後篇

今回は三笠後編、竣工時として仕上げるための変更点と、カラーリングの不明点について考えてみる。
航空機の無い時代ゆえ、上空からの写真がなく、知名度の割には水平面の色調の手掛かりが少ないのが意外だった。

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