どうにも夏に弱い。
工作自体は先週末に終わっていたにもかかわらず、帰宅して記事を書こうとすると力尽きて寝てしまう。
冬は、まだか。
さて、前回、船体基本形状の修正を行ったので、今回は上部構造物の工作。
上甲板上の構造物は、後部発射管を挟んで前後二つの区画に分かれており、前は艦橋基部から各缶室に連なる構造物。 後ろは3番砲座の基部となる構造物である。
艦体の延長により、3番砲座基部の方は完全に位置がずれてしまう。
切り取って移植でも良いが、形状が単純なのでプラ板で新造した。
長さ8.5mm×幅3mm×高さ2.5mmの直方体を、艦尾から26.5mmの位置に配置する。
艦橋基部~缶室の方は、後端の甲板室 (小煙突が生えているから烹炊所?) 以外の位置と形状は概ね正確なのだが、エッジがダルく、抜きテーパーがきつい。
元パーツを整形しているうちに一回り小さくなってしまったので、結局、こちらもプラ板で作り直した。
寸法は上の写真のとおり。 エバーグリーンのプラ板とプラ棒が大活躍である。
艦橋の2層目に当たる最上甲板は、「樅型」の「栗」と「栂」は概ねキットの形状で合っている。 よって、甲板部分だけ切り取って厚みを減らして使用。
甲板室部分は、やはり抜きテーパーがきつく、天井高も高すぎるのでプラ棒で新造した (こればっかり)。
「蔦型」の「蓮」は、艦橋基部の甲板室形状が全く異なるので、当然、作り直しとなる (やっぱり…)。
前々回の記事のとおり、「蔦型」は上甲板と最上甲板で甲板室平面が異なり、最上甲板の方がやや前に突き出ているのがポイントとなる。また、前端の平面が円弧を描いており、「樅型」より洗練された印象がある。
上の写真の通り、実は砲座まで工作は終わっているのだが、砲座関係の余談を書いたらべらぼうに字数が増えてしまったので、記事を分けることにした。
さて、前回の船体の場合と違い、今回はキットパーツが芯にもならず、結局、「栗」と「栂」の艦橋の最上甲板以外、すべて自作になってしまった。
部品の形状が単純で、しかも小さいので、大きさを維持しながら水平・垂直を正確に…とやっていると、できなくはないが面倒臭くなってしまうのだ。 しかも3隻分だし。
そこで手っ取り早く精度の出せる作り直しに走ってしまうわけだが、ソレってモノグサなんだか、そうじゃないんだか…ああ、物好きか。