副錨はニューファンドランドに消えた – 1/700でKGV級戦艦プリンス・オブ・ウェールズをつくる: 7

「プリンス・オブ・ウェールズ」(以下、「PoW」) の副錨について、以前ツィッタァにて、キットの副錨が撤去状態なのは同型艦の写真からの誤認ではないか、と書いた。
しかし、そうではなかったのだ。写真からは撤去のタイミングが数日単位で絞り込めるのだが、状況としては不可解なものであった。
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クレーンの「エッチングパーツ臭さ」を抜いてみる – 1/700でKGV級戦艦プリンス・オブ・ウェールズをつくる: 5

船体中央部にある1対のクレーン、豪華版キットにはエッチングパーツが付属している。こう云ったトラス構造の部品はフォトエッチングの最も得意とする表現だが、その一方で随所に薄板を組み合わせるが故の表現の限界も目立ってしまう。そこで今回はそうした「エッチングパーツゆえの弱み」の部分に着目し、自然に見せる工夫をしてみようと思う。

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ポイントを絞ってお手軽に完成を目指す – 1/144でHGUCギャン・クリーガーを作る: 前篇

ツィッタァの早組み企画にて、「HGUCギャン・クリーガー」を作ってみた。
目標がワンデイモデリングであること、そして、プレバン限定品ゆえ失敗時のパーツ補充が部品請求でしかできないことから、基本は素組、最低限の継ぎ目やエッジ処理で完成を目指すこととする。

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柔らかく歪みやすいマストを金属化する – 1/700でKGV級戦艦プリンス・オブ・ウェールズをつくる: 3

精細な彫刻ゆえかフライホークのプラはかなり柔らかい。ある程度の年齢の方ならビッグワンガムっぽい感じの軟質プラと云うと伝わるだろうか。この弊害が顕著に出てしまうのがマストで、限りなく細く成形されているがゆえに曲がりやすく歪みやすい。

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船体は大難を避け、小修整で折り合いをつける – 1/700でKGV級戦艦プリンス・オブ・ウェールズをつくる: 2

キットの船体は目立つ寸法差異もなく、艦首フレアの感じなど実物の印象を良く捉えていると思う。ただ、いくつか気になる点があり、しかも修正難度が割と高いので、完璧を目指すと大変かもしれない。

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優れた基本形を活かしつつ、細部の解像度を上げてゆく – 1/700で夕雲型駆逐艦をつくる: 6

いよいよ今回から実際の製作……と云いつつ、製作篇は1回で終わってしまうのだ。それほど完成度が高いのである、このキット。

基本形はほぼ満点で、工作的には「成形の都合」でアレンジされたり省略されたりした部分に手を入れてのが主となる。

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1/144 HGUCディジェを、少ない手数でナラティブ風に仕上げる

先日、ガンダムNTを鑑賞してきた。UCの外伝が下敷きらしいのだが監督が違う所為かMS戦の描写の印象が異なり、UCが人の動きを下敷きとした「見栄を切る」アクションが光ったのに対し、ナラティブでは縦方向の動きを活かした「メカならでは」の動きが魅力的だった。

中でも冒頭で登場したディジェ対アンクシャの戦いは印象的で、発売間もないHGUCディジェを勢いで作ってしまった。

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短艇模型スペシャル No.8「英空母イラストリアスの短艇: 内火艇篇」– 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 6

再び長らく間が開いてしまったが、短艇模型スペシャルの内火艇篇である。
以前本連載で触れた、アオシマのリニューアル版短艇が同梱された「エクセター」も発売となり、今回はそれも交えて比較してみたい。

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短艇模型スペシャル No.7「英空母イラストリアスの短艇: 橈艇篇」– 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 5

大変長らく間が開いてしまったが、短艇模型スペシャルの橈艇篇をお届けしたい。グダグダとしている間、幸いにも各社の英国大型艦キットがいくつか手に入ったので、それらと比較しつつ形状を検証してみよう。
「イラストリアス」、艦本体の船体形状は素晴らしいだけに、短艇ももうちょっと頑張って欲しかったなあ。

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各部の薄さを意識して兵装をシェイプアップする – 1/700で初代空母イラストリアスをつくる: 3

転居も無事終了し、資料も引っ張り出せたのでようやく更新再開である。
今回は兵装関連と艦載機について。アオシマのキットの常ではあるのだが、砲兵装は砲身が太く、飛行機は翼が厚め。これらをブラッシュアップすることでプラパーツっぽさを消してゆくのだ。

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