駆逐艦の艦尾は、密度が肝要 – 1/700で樅型駆逐艦をつくる: 15

資料が乏しい為か、ハセガワの「樅」のキットは艦尾がかなりアッサリしている。確実に判るだけの要素では寂しいので、推定込で、できる限りディテールの密度を上げてみた。

駆逐艦の艦尾は、密度が肝要今回は、各艦共通の艦尾兵装について。
ひたすら地味な上、キットパーツでは殆ど再現されていないし、資料も少ないという三重苦。
だが、きっちり作り込んでみると、駆逐艦ならではの密度感が出て、中々良い感じだ。

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機雷・爆雷・掃海具、三者三様の艦尾兵装 – 1/700で樅型駆逐艦をつくる: 14

調べれば調べるほどドツボにはまる駆逐艦の艦尾兵装、しかも、小型艦ゆえ、既存アフターパーツのオーバースケールにも悩まされる。だが、結果的に3隻3様で、各々見栄えのする作り別けになったので良しとするか?

機雷・爆雷・掃海具、三者三様の艦尾兵装先日、カミサンが同僚の結婚式に呼ばれた際、来場客の使う一眼型カメラに興味を惹かれたらしく、俄かに一眼ブームが到来。
かねてより、コンデジのディテール描写に限界を感じていた私と利害が一致し、十数年ぶりに一眼型カメラが我が家にやってきた。

今回から、途中写真が新カメラによるものだ。まあ、製作技術そのものは従来どおりなので、却って粗が目立つかも知れんのだが……。

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「芙蓉」公式図の写しから判ったこと – 1/700で樅型駆逐艦をつくる: 13

ついにねんがんの「公式図面」をてにいれた! が……逆に悩んで作業は停滞。

「芙蓉」公式図の写しから判ったこと気がつけば、今回もやはり月刊更新。しかも、工作的にはほとんど変わり映え無し。
1か月間、何を足踏みしていたかというと、というのが今回のお題。

さて、世の中には知ってしまう不幸、というものがある。
得てしてコトが終わった後に、事実というのは判明するものなのだ。

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上甲板を敷き直す – 1/700で樅型駆逐艦をつくる: 12

甲板敷物、砲座の支柱、予備魚雷格納函と、見栄えやシルエットが大きく変わらない地味工作3本立て!

上甲板を敷き直すさて、今月のネタは……て、別に月刊制のつもりはないのだが、記事にまとまるほど目に見えて進捗するのに、毎度これくらいの時間が掛かってしまう模様。

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単檣はテーパーが命 – 1/700で樅型駆逐艦をつくる: 11

今回は魚雷発射管と、前檣・後檣の工作。これでひとまず、シルエットを構成する要素は出揃った。

単檣はテーパーが命謹賀新年……
無事カメラも発見して、ようやっと製作記事再開でございますよ。

まともな? 製作記事は昨年9月以来、実に4か月振り
何もかもが懐かしい (←??)

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九六式25mmディテールアップ法 – 1/700で樅型駆逐艦をつくる: 10

タイトルがこんなだが、「25mm機銃を」ディテールアップするのではなく、「25mm機銃で」ディテールアップをする話なので、お間違え無きよう。

九六式25mmディテールアップ法9月ギリギリ駆け込み更新!!……いや、別に9月だから特に意味があるネタではないのだけど、なんとなく。

タイトルがこんなだが、「25mm機銃を」ディテールアップするのではなく、「25mm機銃で」ディテールアップをする話なので、お間違え無きよう。

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四角い顔の「樅型」と、狐顔の「蔦型」 – 1/700で樅型駆逐艦をつくる: 9

四角い顔の「樅型」と、狐顔の「蔦型」ハセガワ製「樅」「若竹」のキットの、全長不足に次ぐ難点は、両者の艦橋形状が一緒のものであるという前提で、どっちつかずの姿で設計されていることだと思う。

どちらで製作するにも、それ相応の手間が掛かってしまう。ましてや、存在自体が知られていない「蔦型」として製作するに至っては、何をかいわんや、である。
逆に言えば、ここの形をしっかり抑えておけば、決して別の艦には見えない、ともいえる。

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マイナー艦の資料は一期一会 – 1/700で樅型駆逐艦をつくる: 8

資料は新しいほど情報量が多い、とは限らない。 特に商業ベースで刊行される場合は、人気モノ以外の情報はどんどん失われていく場合もままあるのだ。

すぐにできることを先延ばしにしてもロクなことはない、というのは夏休みの宿題に限った話ではない。
危うく、今までの全ての作業が無駄になるところだった

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軌条には平行を、側面形にはメリハリを – 1/700で樅型駆逐艦をつくる: 7

垂直方向のバランスって、実はディテール以上に艦船模型のスケール感を左右するんじゃなかろうか。

軌条には平行を、側面形にはメリハリをMG誌系のケレン味つゆだくのコピーライティングに慣れていると、MA誌系のソレはなんか枯れた感じに見えてしまう。
MA系作例をお手本に工作しようとすると、いとも簡単そうに淡々と記述されている事が、時折えらく高難易度で悶絶させられる。

この感覚、他にどこかで…と、思い出してみたらアレだ、「ボブの絵画教室」!

「ね、簡単でしょう?」

5インチの筆があると、なんでも描ける気がするんだよなあ。

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円形の砲座は、果たしてどこまで円形なのか? – 1/700で樅型駆逐艦をつくる: 6

現物と模型的見栄え、物理的制約の狭間で、どうやって説得力のある表現をするか悩むのは、スケールモデルならではの醍醐味。

模型も1/700と縮尺幅が大きくなってくると、「物理的な正確性」が「イメージの中のあるべきかたち」に負けてしまうことがままある。
そこを、うまい具合に両者並び立つ程度の「造形的ウソ」がつける人になりたい。

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